インディーゲームキュレーター界の巨匠 Best Indie Games。 この記事では彼の動画から 2024 年 4 月のベストインディーゲームランキングを紹介しよう。 また Reddit ニキたちの声も掲載した。
是非、購入の参考にされたい。
1. Minishoot’ Adventures #
- 定価: ¥ 1,700
- 高評価: 97% (全期間)
- クリア時間の目安: 10 時間
- 弾幕シューターに探索を組み合わせたツインスティックシューター
- 世界を救う使命を負った主人公が宇宙船で世界を駆け抜ける冒険劇
- スキルアンロックで探索範囲が広がるメトロイドヴァニア要素や隠しアイテムなど、探索が楽しめる作りに
一時間ぐらいプレイしたけど、かなり良作。
特別なゲームシステムはない。
変わった敵とかへんてこなストーリーもない。
けど、ゼルダ風の弾幕シューターとして本当にうまく作られてる。 スキルアップグレードはちゃんと効果を実感できて意味がある。 ワールドデザインも良くて、「何かアイテムがありそうなのに、まだたどり着けないな……」と興味をそそられるスポットがたくさんある。 隠し通路も多いね。
プレイフィールもスムーズでいいよ。
-
どのゼルダに似てんの?
- 2D ゼルダ。
Reddit で初めて知って、昨日プレイした。開発者は二人だけらしいけど、よくできてて面白いよ。
このゲーム良かったわ。他に似てるゲームってある?メトロイドヴァニアじゃなくてもいいよ。
- Star of Providence は似てる (昔は権利関係で Monolith というタイトルだった)。 あんまり評価されてないけど、俺の一押しローグライクだな。
ソース:
Minishoot’ Adventures - Review Thread
2. Manor Lords マナー・ロード #
- 定価: ¥ 4,980
- 高評価: 88% (全期間)
- 街づくりと戦略的バトルで大都市を作る都市建設シミュレーション
- 14 世紀中世ヨーロッパを舞台に質素な村からはじめ、街づくりや戦闘をこなしながら街を発展させていく
- 発売前でウィッシュリスト三百万件越え、売り上げも好調と人気の高い一作
(IGN のレビューが 7/10 点と低かったことを受けての開発者本人の投稿)
IGN のレビューは 7/10 点だけど、このゲームの開発者として点数は妥当だと思う。 ゲームの基礎的な部分は好評で、プレイを楽しんでくれている人が多い。 ただし、まだまだ未完成で不具合も多く、エンドコンテンツが不足しているという指摘はその通り。 アーリーアクセス中だし、指摘されてる点に重点的に取り組むのが今後の開発のいい目標になると思ってるよ。
-
まじでいいゲームだよ!傑作だし、10/10 点や!
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不具合はあるけどこのゲーム好きやで。
3. Another Crab’s Treasure #
- 定価: ¥ 3,400
- 高評価: 95% (全期間)
- クリア時間の目安: 15 時間
- ヤドカリが主人公でネタっぽく見えるが、意外と本格的なソウルライク
- ヤドカリらしく殻をうまく使うことが重要。ガードに使ったり、耐久値が減ったら新しい殻に乗り換えるなどの遊びが
- キャラクター描写はバンジョーとカズーイを思い出すコミカルさ
- アクションゲームが苦手な人向けのアシスト設定もあり
開発者の発言を思い出した。
このゲームを思いついたのは、前作リリース時にファンから「面白いけど、イカれたカニ (Aggro Crab) はどこにいるの?」と聞かれたかららしい。
エルデンリングの DLC が出るまでのいいつなぎになりそう。
- 今年は ステラーブレイド、エルデンリング DLC、Lies of P DLC が出るし、ソウルライクファンは楽しめるな。
超重要な質問だけど、このゲームには毒沼はあるの?
- DARK SOULSLIKE モード はある (エイプリルフールネタ)。
"Another Crab's Treasure is too colorful and cutesy to be a soulslike."
— AGGRO CRAB (@AggroCrabGames) April 1, 2024
We've heard the complaints. And we agree. So we've created an option for the REAL souls players. Introducing...
😈 DARK SOULSLIKE MODE 😈 pic.twitter.com/jOrDgvc3ty
ソース:
Another Crab’s Treasure Review Thread
4. BUCKSHOT ROULETTE #
- 定価: ¥ 350
- 高評価: 95% (全期間)
- クリア時間の目安: 1 時間
- 不気味なディーラーとショットガンを使ってロシアンルーレットを行うゲーム
- 次の弾が実弾だと思えば相手を撃つ、空だと思えば自分を撃つシンプルなルール
- 特殊な効果を持つアイテムで運要素をある程度回避できる。運ゲー具合が絶妙
- 軽いプレイ感で息抜き的にプレイできる
単純だけど雰囲気がいいな。
VR MOD もある。
この価格帯で、しかもマルチプレイも対応予定らしいから、他のインディー開発者は学ぶことが多いだろうな。 10~15 ドルだったらコンテンツ不足で叩かれてただろうし。
itch.io で買って数時間プレイしてみた。Steam 版も購入検討中。
開発元の前作 Unsorted Horror は Steam で無料配信中で、こっちも面白い。 BUCKSHOT ROULETTE と似てるグロテスクな世界観がいいぞ。
What’s the difference between Steam and itch.io version of Buckshot Roulette?
The Steam version of Buckshot Roulette includes localization, controller support, achievements, leaderboards, 4 new items for Double or Nothing mode, free digital copy of the game’s soundtrack. The game will also receive a multiplayer mode later this year!
翻訳: Steam 版と itch.io 版の違い。
Steam 版には翻訳、コントローラーのサポート、実績、リーダーボード、ダブルオアナッシングモードの新アイテム四つ、無料で手に入るサウンドトラックがあります。 今年後半にはマルチプレイヤーモードも追加される予定です!
ソース:
Buckshot Roulette - Review Thread
5. Spirit City: Lofi Sessions #
- 定価: ¥ 1,250
- 高評価: 97% (全期間)
- 自分好みにカスタマイズした 3D 空間で LoFi サウンドを流し、作業のお供やリラックスに使えるツールだ
- ゲームというよりはツールに近い。90 曲以上収録された LoFi ビートを聞いてストレス解消!
- 3D 仮想空間上で部屋とアバターをカスタマイズできる。お気に入りの作業場を作ろう!
- ToDo リストや ポモドーロタイマーが内蔵されており、作業の生産性向上にも使える。
ポモドーロタイマー (ポモドーロテクニック) とは 1980 年代にイタリア人によって考案された時間管理術。
25 分の作業時間と 5 分の短い休憩時間をワンセットとし、セットを繰り返し行うことで高い集中力を保ったまま作業を行えるテクニックだ。
Mac でいつリリースされるか知りたいな。
Mac 非対応だと気付かずに買っちゃった。
- Keith (本作のアートディレクター) Mac 版はまもなく開発着手する予定ですが、正式なリリース時期は未定です。 初めてのゲーム制作で、不確定要素が多いためスケジュールを立てるのが難しい状況です。 発売されるまでに返金を希望される場合、全く構いません 😄。
昨日買って、すでにかなり遊んでる!
カスタマイズ性といろんなスピリット (ペットみたいな小動物) がいるのが好き!
6. Content Warning #
- 定価: ¥ 736
- 高評価: 93% (全期間)
- 旧世界と呼ばれるホラー空間へ行きモンスターの映像をカメラで撮影するアクションホラーゲーム
- 撮影した写真を SpookyTube というゲーム内サイトにアップロードし、バズるとゲーム内通貨が手に入る仕組み
- 最大で四人まで同時に遊べるマルチプレイに対応
- 発売から一日限定で無料配布が行われ話題になった。600 万人以上が無料でゲットしていたようだ
Content Warning is now paid after getting claimed for free by over 6 million players! 🎉
— Landfall (@LandfallGames) April 2, 2024
The last 24h have been a wild ride to say the least, never did we imagine that we would get over 200K concurrent and over 6.2 MILLION owners of the game in 24h - THANK YOU ALL SO MUCH! pic.twitter.com/D8O2G5XzV8
無料で配布したのは賢い戦略だったな。
8 ドルは手頃な価格設定だし、マルチプレイだから無料で手に入れた友達とプレイしてみたい人たちが多く購入したんじゃないかな。 SNS でバズって、口コミで広がったのも大きかったはず。
同じやり方がシングルプレイのゲームでもうまく機能するかは分からない。 再現性のある有効なゲーム販売方法だとは言えないだろうけど、とにかく、開発チームはギャンブルに勝ったな。 他のインディースタジオがこのビジネスモデルを取り入れるか注目していきたいね。
Steam のレビューで何があったか知ってる人いる?
前は 1.5 万件以上のレビューがあって圧倒的に好評だったんだけど、今見たら 7 千件しかないし、非常に好評まで下がってた。
- 多分、無料配布が終わったときにレビューが消えたんだと思う。
ソース:
Content Warning has now sold 1M copies on top of the 6.6M players that got the game for free!
7. Rusty’s Retirement #
- 定価: ¥ 750
- 高評価: 96% (全期間)
- デスクトップ画面の下部で遊べる「ながら」放置ゲーム
- ながら作業向けにデザインされており、ゲーム自体は画面下部で起動する。画面上部ではゲーム以外の別作業が可能だ
- ゲーム内容は作物を育てる農場シミュレーションとなっている。お手伝いロボットを強化して自動化を進めよう
遊んでみたけど、面白いゲームだね!
設定を色々と調整できるのがいい。
画面が横向きなら上下、縦向きなら左右に位置の微調整ができる。
ズームイン・ズームアウトもできるね。
グラフィック設定で FPS を変更したり、低電力モードも選べる。
Vsync のオン・オフとフォント変更もできた。
負荷が高くないから、メインモニターで別のゲームをしながら、サブモニターでこのゲームを動かしてる。 たまにちらっと画面を見るのが楽しいね。 アートスタイルはかわいらしくて気に入ってる。 モニターが一つだけだとこんな遊び方はできないから、ゲームの設定でモニターを切り替えられてよかったよ。
- 詳しいレビューありがとな! 俺も買った(笑)。 横型と縦型の表示があるのがいいな。 俺の環境だと、ノート PC 二台に、モニターが一枚だから横向きで画面下部に配置するのは微妙なんよね。 BGM ものんびりとしていて気に入ったよ。 趣味の合間に遊ぶゲームに最適だと思う。
仕事中にサボるのにちょうど良さそう 😅
ソース:
Rusty’s Retirement
8. 百英雄伝 #
- 定価: ¥ 5,680
- 高評価: 78% (全期間)
- クリア時間の目安: 50 時間
- 幻想水滸伝 I&II のスピリットを引き継ぐクラシックスタイル JRPG
- 登場する仲間キャラクターは 120 人。多数のキャラクターが登場する幻想水滸伝の特徴を受け継いでいる
- 通常のコマンド式バトルのほか、一騎打ち、戦争モードなどいくつかの戦闘システムを楽しめる
レビューを見てるけど、賛否が分かれてて面白いね。
自分でプレイしてみて良し悪しを判断しないといけないタイプのゲームなんだろうな。
-
幻想水滸伝 I が発売されたときにリアルタイムでプレイしていたかで評価が分かれてる印象。
- クラシックな JRPG が好きかどうかによるみたいだな。俺は好きだけど。
- まだプレイしてないけど、昔の JRPG によくある固定セーブポイント制が好きじゃないな。 最近だと毎日 20 分、30 分ぐらいしかプレイできない。 でも、それだと次のセーブポイントまでたどりつかなかったりする。 どこでもセーブさせてほしいね。
良い点・悪い点含めて幻想水滸伝を忠実に再現しているな。
ランダムエンカウント、固定セーブポイント、ワールドマップでの移動など、2024 年の現代的観点から見れば時代遅れの要素がいくつか残されている。
個人的に唯一気になるのはワールドマップ上でセーブできないこと。
これのせいで、全滅した場合にやり直しが面倒くさすぎる。
最近の高く評価されている JRPG の中には Sea of Stars みたいにジャンルを進化させるため新しいデザインを取り入れているゲームもあるけど、 馴染めなかったんだよな。 だから、過去への回帰を目指している百英雄伝には胸が躍るよ。
ソース:
Eiyuden Chronicle: Hundred Heroes Review Thread
9. Bellwright #
- 定価: ¥ 3,400
- 高評価: 77% (全期間)
- 最大四人で協力できるオープンワールド・サバイバルクラフトゲーム
- 時代設定は中世ヨーロッパ。主人公は王子殺しの罪を着せされ、追われる身となる
- 資源を集め、建物を建築し、集落を作る。オーソドックスなサバイバルクラフトになっている
- NPC の力を借りて拠点や街を建設したり、戦闘に帯同させることも可能
数時間プレイしてみた。面白いゲームだよ。
拠点が賊に襲われるから戦闘はよく起こる。
グラフィックは Valheim より良くて、Medieval Dynasty より悪いかな。
技術ツリーというシステムがあって、クラフトはこれで解放できる。
例えばシャベルは 4~5 段階解放する必要があったかな。
This Land Is My Landに似てるけど、そんなに面白くない。
Medieval Dynasty にも似てるけど、戦闘スピードがちょっと遅すぎる。
もっと開発に時間をかけて改善する必要があるね、MOD でもいいけど。
現時点だと完成度は低いかな。
中世が舞台のゲームを遊びたいなら Medieval Dynasty を選ぶ方がいいね。
ソース:
Has anyone tried Bellwright? How does it compare?
10. Inkbound #
- 定価: ¥ 2,550
- 高評価: 77% (全期間)
- マルチプレイ対応のターン制ローグライト RPG
- 戦闘はターン制だが、攻撃・移動のどちらでもターン消費する。敵の攻撃範囲を見つつ戦略を練る必要がある
- ローグライトであるためダンジョン攻略中に死ぬと最初から。多少引き継ぎ要素はある
- 開発は Monster Train で有名な Shiny Shoe
それほど話題になってないけど超面白いよ。
昔、Monster Train はもうアップデートしないと開発チームが言い出した時にクソむかついた。
新しいタイトルに取り組んでいると聞いたけど、納得いかなかったんだよね。
でもこのゲームはクッソおもろい。ありがとうな。
- 課金要素が撤廃されたのもよかったな。課金はマジで****だし。
もっと話題になってもいいゲーム。
読者諸ゲーマーの感想もぜひお聞かせ願いたい。